短歌

夜と海は同じだからと級友は裸の足でゆらゆら歩く

貝を拾う後ろ姿を追い越して貴方に思想犯と呼ばれる

灯台の淋しさで手に触れる子が政治のことは止めようと笑む

黙ってと云うとき奪われる銃と押し付けられる白い花束

足跡が付いては消える水際で架空の国の正義を思う