すみれこさんは新嘗祭と呼ぶ人もいる日、耳の標本ばかり売る骨董屋で窮屈な服を着ていた話をしてください。

さみしいなにかをかくための題(https://shindanmaker.com/595943)さんからお借りした言葉から生まれた物語。

十一月下旬。耳の標本を扱う店を見付ける。古くて埃っぽい。猫が死んでから過食が治らない。服をまた買い替えなければいけない。下着から全てだ。裏の棚に回ると猫の耳も有る。四千円。九千円。一万六千円。淋しくて一つだけ買おうと思ったのにどれが貴方か分からない。愛とは選択なのに。鳴いてよ。

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