すみれこさんは月食があるという日の夕方、義足職人の仕事場で埋まらない穴について考えていた話をしてください。

さみしいなにかをかくための題(https://shindanmaker.com/595943)さんからお借りした言葉から生まれた物語。

月食が有るよと姉に告げると珈琲を片手に頷かれる。月は変化と不安の象徴。姉の体には彼方此方に月の刺青が彫られていて全部で十三も有ると噂されている。姉の作った義足にも月は妖しく彫られていて人気が高い。私はピアスを付けたことに気付いてもらえないことが悔しくて髪を何度も触ったりする。

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