すみれこさんは風に磯の匂いが混じっていた曇りの日、色味の偏ったばら園で抱きしめたきみの身体の肋骨が鳥かごのようだった話をしてください。

さみしいなにかをかくための題(https://shindanmaker.com/595943)さんからお借りした言葉から生まれた物語。

人工の薔薇を育てているという噂の薔薇園は純白に近い白い花ばかり咲く。春から冬までずっと咲いているので造花でないかと姉は疑っていた。姉はこの温室のような町を出て働いている。私は君の華奢な体を抱き締めながら鳥籠のようだと思う。でも私は君の中に住めなくてやはりこの街を飛び出るだろう。

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