すみれこさんは11月の7日に、近代的な図書館できみが妙な咳をしていたことの話をしてください。

さみしいなにかをかくための題(https://shindanmaker.com/595943)さんからお借りした言葉から生まれた物語。

薄手のコートを着るようになった十一月。不可思議な彫刻が並ぶ図書館でイナガキタルホという作家の本を君が探している。こほこほと咳をする背は姉を彷彿させて淋しい。本は机に塔のように積まれて開くとどれも黒く塗り潰されたり穴が空いたりしていてとても読めない。月の仕業だろうねと囁かれる。

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