すみれこさんは霧雨が降っていた午後、雑居ビルの屋上で楽器の練習をしていたひとの話をしてください。

さみしいなにかをかくための題(https://shindanmaker.com/595943)さんからお借りした言葉から生まれた物語。

古ぼけたビルの屋上でピアノを弾いている子達が居てそれも霧雨に濡れた眼鏡を乱暴に拭くとグランドピアノだと分かって変な笑顔になった。昔。ピアニストになりなさいと貴方は云った。学校生活も送れないのだからと穏やかに手を握られた。今。私は白昼夢を見ているのだろうか。演奏者が振り向く。

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