すみれこさんは十日ぶりに雨が降った日、鉄線の絡む門扉の前で知らんぷりをされた話をしてください。

さみしいなにかをかくための題(https://shindanmaker.com/595943)さんからお借りした言葉から生まれた物語。

何月のことだったか。仰々しい門扉に毒々しい花が咲いていて私は姉を呼び続けていた。長い髪にリボンを絡ませた姉はテディーベアを抱えていて余所の家の子のようだった。お姉ちゃん。何度目かの声に目覚めると姉は床で寝ていて長かった髪は少年のように切られている。手からリボンが零れてぞっとする。

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